3回目となる雑学は正式名称編です。
身近にあるのになんという名前だったか意外と分かっていなかった?!
というものをお届けいたします。
初回:2019年8月5日 最終更新日:2019年10月21日
※記事移動したので日付が異なりますが、実際は上記の日に書いたものです。
@の正式名称
コマーシャルアットという。日本では「単価記号」というようにいわれているものです。
単価を表すのに用います。
起源
読み方は「アット」ですが「at」が由来ではありません。
ラテン語の「ad」をもとに作られたものです。
ラテン語のadは、前置詞的役割で「~に向かって」などの意味を表します。
adを簡略化してできた@ですが主流になったのは1990年代以降です。
アメリカのレイ・トムリンソン氏が電子メールプログラムを開発した際に
ユーザー名とホスト名の間に使い始めたことから徐々に使われていくようになりました。
メールに@が用いられたのは「at」として使えるからです。
呼び方
日本では「単価記号」と呼びますが
海外では異なる呼び方をします
アメリカでは「アットサイン」「アット」
イタリアでは「キオッチョラ」(カタツムリの意味)
ドイツでは「アフェンシュヴァンツ」(サルのしっぽの意味)
理髪店前のシンボル
サインポールが正式名称です。
赤、白、青の色がくるくる回ります。
サインポールは和製英語で、英語ではbarber poleといいます。
理髪店のシンボルであるこの柄は世界共通との説も。
赤白青の起源
中世ヨーロッパから理容業が始まりましたが当時の理容は外科医を兼ねていたそうです。
外科治療の話が移りますが、当時「瀉血」という治療法がありました。
瀉血とは「体の一部に悪い血液が集まるから、そこを意図的に出血させよう」という考え方の治療法です。
その治療の際に、血を患者から抜き取るので腕を固定させるために棒を握らせていました。
治療後、血がついた棒を赤く塗ることによって衛生に気をつかっていたようです。
その後、洗って干してある棒に、同じく洗って干してある白い包帯が巻き付いたことから現在よく見るサインポールの柄になりました。
パンの袋を閉じるアレ
埼玉県川口市にある製造会社でしか製造されていない。
年間約26億個消費されています。
考案したのはアメリカ合衆国カリフォルニア州のフロイド・パクストン氏です。
リンゴ業者のために、リンゴの袋を閉じる目的で考案したのです。
袋を軽くねじってから閉じて使うのが正しい使い方だそうです。
でも、結局パンを食べ終わるとすててしまうことが多いもの。
使い終わった後の別の使用法が生活テクニックとしてあります。
違う活用法
・コンセントプラグの目印に使える
・輪ゴムをまとめる
・糸巻きとして使う
・その他、ブレスレッドなどのアクセサリーを作るのにも使えるとか
折角ですから、いろいろ活用してみてはいかがでしょうか!
お会計時のキャッシュトレー
カルトンが正式名称。普段はキャッシュトレーなどといいます。
プラスチックなどの合成樹脂、高級なものは木製や金属製などのものもあります。
楽天やAmazonなどの通販サイトでも多種多様なものを取り扱っています。
買い物後の荷物まとめスペース
https://ja.wikipedia.org/wiki/サッカー台 より引用 |
「サッカー」と「荷造り」からなる造語
作荷台という異称もある。
卓上にはビニール袋のロール、下にはゴミ箱が付いているのが主流である。
サッカーはスポーツのサッカーではなく
英語で詰めるを意味する「sack」に「~をする人」を意味する「er」をつけて
「sacker」でサッカーである。
サッカー(袋詰めをする人)が使う台ですのでサッカー台です。
禁止されるほどやってみたくなる現象
カリギュラ効果といいます。「~をするなよ」と禁止されると禁止されているにも関わらずやってみたくなるという心理。皆さんはなったことはありますか。
ローマ皇帝カリグラをモデルに作成した、アメリカとイタリアの合作映画『カリギュラ』が由来になっています。
過激な内容の映画のため、即刻公開中止になりましたが、多くの人が見たがっていた。ということから来ています。
日常的なたとえでは
テレビの放送などで「ピー」とCM後に話したいことを規制音で防ぐことで、視聴者の興味をあおるというようなものがあります。
立ち入り禁止
台風の日の外出
検索してはいけない
などなど
いろいろ危険だったり、怪しいものであったりが、規制されると気になる
という心理を経験したことは多くの人があると思います。
ペットボトルの底のでこぼこ
ペットボトルの底は平らではないですよね。
あの凹凸はペタロイドといいます。
花弁、花紋を表す言葉です。
そこの形はどことなく花の形に似ていませんか。
つまり、そういうことです。
炭酸飲料などのペットボトルに使用されている形状です。
視力検査のC
視力検査によく用いられるあのCはランドルト環といいます。
スイス人の眼科医であるエドマンド・ランドルト氏がフランスに移住後に開発しました。
その後の国際眼科学会で正式採用されることと鳴りました。
Cの理由
実は昔は、違う方法もありました。
オランダ人眼科医のハーマン・スネレン氏は1862年にアルファベットを用いた視力検査法である「スネレン視標」というものを開発しました。
現代では欧米では使われていますが、昔は大きなデメリットがありました。
それは、アルファベットが浸透していない国では使えないということでした。
そこで後に、ランドルト環が開発され、アルファベットを理解していなくても使えるのでCが主流になりました。
〇に穴が開いているだけでCではないです。
表記上Cとかきましたが、文字ではありません。
改札のトビラ
パタパタと開く動きでトビラが開きますよね。
基本的にパタパタと開くものはフラップドアといいます。
都市部の駅の改札はラッシュ時はとても混雑します。
最低限のマナーとして、チャージ不足などでエラーが出た場合、改札に立ち止まることなく速やかにどきましょう。
混雑しているものがさらに混雑してしまうことになります。
改札に行く前に、カバンから切符またはICカードを出しておきましょう。
改札前で取り出すのも混雑につながりますので、みなさんのスムーズな通勤通学、ご旅行にみなさんでご協力ください。
私もそうならないように意識しています。
耳かきの棒の先端についているフサフサ
梵天といいます。
有名ASMR投稿者のhatomugiさんの動画になります。
このように棒の先端にフサフサしたものが付いているのです。
ASMRはイヤホンまたはヘッドホンを付けてお楽しみください。
耳かきの仕上げの工程で使うもので耳を掻いた後の細かいカスを取り除く役割を果たしています。